2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

髪仕草

びんのほつれは枕のとがよ それをおまえさんに疑られ 遊女にとって、彼氏に、びんのほつれを、責められるのが辛かったらしい。 廓そのものが日常とは別世界の舞台であり、劇的な恋物語を創り出してきた。女も客も演じ、語り継ぐことによって、また新たな恋物…

題詠短歌 2011年 番外

早や師走いつまた来るか今も揺れ外気冷たく孤独の闇に 一人見る今宵静かな海と月ふたたび来るな津波と地震 鬼ごっこ周りのみんな今どこに鬼さんこちら海から逃げた かくれんぼまだ隠れてるいじめっ子お手てつないでみんなで探そ みなが消えママもほんとはい…

題詠都々逸 2009年

097:断 油断大敵油を絶てず脂肪だらけの腹回り 098:電気 帰りたくないこのままずっと電気ブランの甘い夜 099:戻 戻り鰹は美味ではあるが戻り娘は脂肪だけ 100:好 好きだ好きだと言わせてみたいだってこんなに好きなのに

題詠短歌 2009年

097:断 断腸の思いだなんて ざれ言よ男根切除させてください 098:電気 電気消し顔見えぬままエトランゼ愛の言葉も通じぬままに 099:戻 戻れずにさよならだよね 戻っても さよならだよね だからさよなら 100:好 好きなだけ好きだと言えば嘘になる 雨降らぬ街 …

紅葉散るよな 雑詠都々逸

(ーー;)紅葉散るよな冷たい朝は まことよりかは温い嘘 (ーー;)猫でさえ雄は乗せぬと誓った膝で童みたいに眠るひと (ーー;)万華鏡だねお前の肌は揺れて鮮やか触れるたび (ーー;)恋の駆け引き(×-)助けもなくて(+)割り切れぬまま(÷)ご破算に (ーー;)惚れているら…

外の雪 雑詠都々逸

(ーー;)不満哀しみ積もらぬように霙まじりに濡れた夜 (ーー;)外の雪など気になりゃせぬが窓に落書き熱い指 (ーー;)冷凍マグロじゃつまらぬけれど抱いてみたいな雪おんな (ーー;)自分勝手に縁切りながら切ないなんて殺生な (ーー;)冷えたこの手もお前の中で燗もそろそろ…

禍福

女との出会いは、禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如(ごと)し 女は災いである。 しかし防ぐ気にはなれない。

ボロは着てても 防災 折込都々逸

ボロは着てても 生まれは貴族 酒飲む背なに 威風あり 帽子かぶれど 後ろの禿が 寒いさぶいと いじけ虫 防寒コートで 嬉しや温い されど懐 いまも寒 ボクサーパンツは うちでははかぬ 妻子に見せぬ 粋すがた ボインブラジャー 美し女(ひと)も サイズ合うのは…

題詠都々逸 2011年

029:公式 公式サイトで真面目なパパが裏のサイトでエロブログ 030:遅 デートするたび遅刻の彼は会えばとっとと先に行く 031:電 つながりたいのに留守電ばかり いつもひとりで声を出す ※留守電=彼が留守の時の電マ 032:町 村でムラムラしていた恋が まちがい…

題詠短歌 2011年

029:公式 この恋に解の公式あるならば白根葵の山で暮らせる 030:遅 桜草群れて咲く道遅々として先延ばしする別れの小道 031:電 新しい家電も君も余所余所し小手毬枯れた住み慣れた部屋 032:町 あの町はこの人よりも寂しくて花水木さえ痩せて咲く道

題詠都々逸 2010年

037:奥 もっと奥まで知りたいけれど たどり着けずに謎のまま 038:空耳 わかっているのに空耳なのはそれでもちょっぴり振り返る 039:怠 ちょいと一杯休もじゃないか怠けて気づくこともある 040:レンズ 眼鏡レンズが涙で曇る見たくないほど哀しくて

題詠短歌 2010年

037:奥 七月の月を逃れて旅二人醜さ見えぬ闇の奥まで 038:空耳 空耳か空蝉セミか月涼し狂った女と暮らす八月 039:怠 倦怠期から始まったラブコメディー九月の月を見上げて怠惰 040:レンズ レンズ越し十月の月凛として痘痕か笑窪恋の駆け引き

題詠都々逸 2009年

093:鼻 上手く丸めて飛ばしてみたい鼻くそみたいな嫌な客 094:彼方 遥か彼方の遠いい昔たしかに貴方が好きだった 095:卓 卓の上には食いたいものが残っているけどちょいとキス 096:マイナス 手取り収入マイナスばかりなのに増えてく身の重さ

題詠短歌 2009年

093:鼻 好きだった 鼻持ちならぬ君だけど気持ちは少し哀しみのまま 094:彼方 これからも遠い彼方に消えはせぬ消えはせぬけど交わらぬ仲 095:卓 卓越の才なきままに詠みあげる抑え切れない才なき故に 096:マイナス 別れずにこのまま過ごす寒い朝マイナスかし…

題詠短歌 2010年

033:みかん 三月になれば月夜も緩むのかこれが最後かみかん皮むく 034:孫 孫の手も届かぬ痛み舞いて散る桜で消せぬ四月の月は 035:金 金でしか記せぬ愛の出納は待てど昇らぬ月まだ五月 036:正義 正義など闇に捨ておけ六月の月と二人を残して夜明け

題詠都々逸 2010年

033:みかん 未完で終らぬ二人の運命みかん皮むく年の暮れ 034:孫 少し流れる自分の血筋握る孫の手温かく 035:金 花の金曜失業したら金と一緒に今は消え 036:正義 何を今さら正義も不義も とうに無縁の蜜の味

図には乗っても 折込都々逸

ずぶ濡れ (ーー;)図には乗っても 無様なものよ 拭い去れない 劣等感 長靴 (ーー;)長い歳月 我慢をしたが ぐらつく想い 強くなり (ーー;)涙流して 頑張る君を ぐっと抱くのは 罪なのか 洪水 (ーー;)こうなることが 運命だろか 図太い俺も いやになる (ーー;)恋したから…

幼い肩

(ーー;)震え止まらぬ幼い肩をそっと引き寄せ夜明けまで 僕だって、こんな時もあったさ。今は、即やり、即寝るけど。

題詠都々逸 2011年

025:ミステリー マジな亭主にゃ謎など解けぬ妻のヒステリーミステリー 026:震 震え止まらぬ幼い肩をそっと引き寄せ夜明けまで 027:水 水も滴り潮まで吹いて水をさすよに濡れシーツ 028:説 女なら 道を説くより帯解きながら肌で導く生きる道

題詠短歌 2011年

025:ミステリー ミセスでも日蔭の窓のゼラニウム咲くミステリー恋に溺れて 026:震 震えてるミモザの訳が恋人よ怒りだなんて気づかぬままに 027:水 見ず知らぬ心離れて睡蓮の瑞々しさはただ水臭く 028:説 寄り添えば躑躅まぶしく離れゆくまだ自分さえ説得でき…

題詠都々逸 2009年

089:テスト テストさせてよ朝までずっとテストステロンその威力 090:長 長居無用とすぐ出るあなたたまにゃ一緒にいきたいわ 091:冬 冷たいお方ととっとと別れ温いあなたと冬ごもり 092:夕焼け 女ですものたまには妬くが夕焼けみたいに明日は晴れ

題詠短歌 2009年

089:テスト 夢にさえテスト地獄の白き紙血潮に染まりロ-ン地獄に 090:長 長々と話しただろう 幻影と幻聴だけの 輪廻黎明 091:冬 体温は何度でしょうか? 冬だから 熱い体と 熱燗ください 092:夕焼け 二日酔い 効かぬ薬を 飲むよりは夕焼け見れば また呑めま…

たいふう 折込都々逸

(ーー;)たくさんあった いい思い出も 風化していきゃ うざいだけ (ーー;)絶っておくれよ いい気にならず ふけゆく秋の 浮気虫 (ーー;)頼んでおくれよ 嫌だと言わず ふたりで飲めば 美味い酒 (ーー;)助けておくれよ 意地悪せずに 老けゆく我身が うら寂し (ーー;)堪えて…

題詠都々逸 2010年

029:利用 利用されたと昔は泣いた利用する人いない今 030:秤 妻とあの娘と秤にかけりゃ浮いた浮気に気が沈む 031:SF SFはお好きですかと聞かれてイエス セックスフレンド募集中 032:苦 遠慮などせず苦労をおかけ判官贔屓のわてだから

大丈夫?

男と女との関係が永遠のテーマかどうかはわからないけど、女なしでは僕は生きていけないのは確かだ。 どうしたの? 大丈夫? 興味と心配。 これって愛だよな。

ひまわり 折込都々逸

(ーー;)ひとり毒づき 周りが見えぬ わかるはずだよ りこうなら (ーー;)ひまわり咲けば 魔力に満ちて わが身を燃やす 力(りき)となる (ーー;)ひまわり探し まさに二人の 湧き出る愛で 陸路ゆく (ーー;)ひまわり見たね まるで映画の ワンシィーンみたい リリカルに (…

題詠都々逸 2011年

021:洗 たんと泣きましょこのままずっと罪な心を洗うよに 022:でたらめ 言うのおよしよ でたらめばかり わかっているから好きなのは 023:蜂 蜂のあんたに刺されたせいで腫れてしまったこのお腹 【蜂のあんた=すけべなお方】 【蜂→八→エイトマン→Hマン(アル…

題詠短歌 2011年

021:洗 恋ごころ洗い流して流れゆく忘れな草をつけた黒髪 022:でたらめ 恋すればまるで生命はヒヤシンスでたらめに舞う造花のように 023:蜂 トーストの蜂蜜堕ちた紅茶には恋を沈めて桜を浮かべ 024:謝 大根の咲かせぬ花の恋だから感謝と謝罪いつもの別れ

題詠都々逸 2010年

025:環 環境次第で寿命も延びる相手変えれば続く恋 026:丸 丸い月でも欠けてくように明るさだけじゃ生きられぬ 027:そわそわ 気分そわそわ そろそろしよう そうそうそこそこ その感じ 028:陰 ちょいと見た目にゃ陰気なお方床の中では陽な人

題詠都々逸 2009年

085:クリスマス 赤いべべ着て真っ赤なお鼻還暦祝いのクリスマス 086:符 オタマジャクシがお部屋に溢れ終止符打つにゃ遅い恋 087:気分 伊達な仕草もこうなるときは気分次第で板につく 伊達巻、ナルト、板についた蒲鉾なら紀文だよね 088:編 嫌な思い出たくさ…