2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

何か変ですが……

「何か変なぜだか変な春の朝」牧童 朝、果物を口に含むとようやく頭が動き始める。水分量や香りなど朝の目覚めにはやはり柑橘系がよく合う。 グレープフルーツもよく食べる。 グレープフルーツを初めて口にしたのは50年ぐらい前だったと思う。 半分に切っ…

気になる木

「悩むふりしても会えない明日の春」牧童 知人が肝臓ガンで死んだ。まだ52歳だった。50代の死について同世代で話し合ってみると、僕が思っている以上に50代で多くの方が死んでいるようだ。 僕はもうすぐ62歳。現実としての死が身近に忍び寄ってくる…

顔を見せない女たち

「見せぬ顔マスクの次はサングラス」牧童 風邪や花粉症の季節になるとマスクをした群衆が動き出す。 僕はマスクが嫌いだ。 自分でマスクをするのもマスクをした女も嫌だ。女のパンティは僕の手で脱したくなるが、マスクははずす気にもならない。マスクをした…

ただの木になる

寒き朝閨の想いが溶け込んだ 湯湯婆の湯で笑顔を洗う 湯湯婆は役目を終えて冷え冷えと 春に消された老婆の骸(むくろ) 閉ざされた地中の闇も春めいて 顔を出しましょ土筆みたいに 口紅の色淡くして待つ君に 風より先に春の口づけ ありがとう。そうつぶやい…

婆となり

(ーー;)桜並木をあなたに会いに 桜吹雪にせく心 (ーー;)ひとり見たときゃ蕾の桜 二人見るときゃ散る桜 (ーー;)人目忍んで絡ます指を ほどき触れましょ散った花 (ーー;)二人並べば月夜の影に 隠しきれない深い仲 (ーー;)憎みたくなる貴方の浮気 だけど許すわ好きだから …