2017-01-01から1年間の記事一覧

題詠都々逸 嘘をつく

096:まこと (ーー;)別れたくない想いはまこと だからたまには嘘をつく 097:枠 (ーー;)粋にお酔いよ私の酌で 四角四面の枠はずし 098:粒 (ーー;)豆粒みたいな小さな恋も いつかは花咲き実を結ぶ 099:誉 (ーー;)誉めておくれよ昼寝もせずに 作った料理がこれだから 100…

題詠短歌 朝陽を添えて

096:まこと 酔いさめて まことに寒し夜半の風 酒より欲しい温もりの肌 097:枠 窓枠に風が描いた雪景色 凝縮された朝陽を添えて 098:粒 大粒の牡蠣を噛み切り吟醸酒 美味なる風が胃の中に吹く 099:誉 名誉とは無縁の日々の誉酒 美味さに勝る喜びはなし 100:尽…

題詠都々逸 フラレ癖

091:厄 (ーー;)厄を払うと厄介者の 彼が消えたらイヤだから 092:モデル (ーー;)貴方モデルに小説書くわ 憎いけれども かっこよく 093:癖 (ーー;)惚れてみたけど雪ふるように 積るばかりのフラレ癖 094:訳 (ーー;)ふった訳より ふられた訳は 人に言えないことばかり 0…

題詠短歌 流れる涙

091:厄 厄年の厄を払えず老いにけり 肌の風花なかなかとけず 092:モデル 刻々と風貌老いて風に立つ 枯れ木の横でモデル気分で 093:癖 いつのまについてしまった泣き癖に 雪の風にも流れる涙 094:訳 隙間風吹き込む訳のない部屋で いつもヒューヒュー寒々家族…

題詠短歌 今年も静か

086:火 空っ風こころも乾き強き酒 飲み干し口説く火事場のように 087:妄 霜風が妄想までも凍てつかせ ひとり芝居は愛から憎へ 088:聖 しみじみと甘さ噛み締めシュトーレン 聖夜の風は今年も静か 089:切符 かじかんだ手で切符買い会いたくて 筑波おろしの貴女…

題詠都々逸 ゆらゆらと

081:徐 (ーー;)あっという間じゃ物足りないが 徐行ばかりじゃ じれったい 082:派 (ーー;)派手に泣きましょ着物も派手に 地味な恋でも別れには 083:ゆらゆら (ーー;)酔ってゆらゆら貴方の横で ずっと朝までゆらゆらと 084:盟 (ーー;)恋のかたきと同盟むすび 浮気おと…

題詠短歌 笑顔に変わる

081:徐 心地よく凍てつく風を肌に受け 徐々に蝕む怒り忘れて 082:派 風強く雪に埋もれて派手に泣く つもりが地味な笑顔に変わる 083:ゆらゆら 北風に別れ話は後にして ゆらゆら肩を並べてホテル 084:盟 鴎盟の齢になれども風の海 女恋しや鴎よりかは 085:ボ…

題詠都々逸 泣くたびに

076:殿 (ーー;)殿の隣へ忍んで入り 月を見上げた露天風呂 077:縛 (ーー;)気持ちいいから縛っておくれ 自由なんかは欲しくない 078:邪魔 (ーー;)邪魔な女を消してはきたが 今は邪魔よね この男 079:冒 (ーー;)会いに行くのは冒険かしら 食事だけでは つまらぬし 080:…

題詠短歌 今は言えない

076:殿 寒風や離婚に進む妻からの 宛名が殿に変わったあの日 077:縛 木枯らしが呪縛のごとく言葉さえ 奪い好きだと今は言えない 078:邪魔 凍て風が邪魔して仲を切り裂いた 曝け出せない厚着のせいで 079:冒 吹雪く夜は感冒さえも肴とし クシャミ鼻水お酒三合…

題詠都々逸 みたいのに

071:バッハ (ーー;)あなた帰れば演歌を消して ひとり闇夜で聴くバッハ 072:旬 (ーー;)シワは増えたし旬ではないが わかる人にはいいお味 073:拗 (ーー;)拗ねた素振りも似合わぬ年に たまにゃ甘えてみたいのに 074:副 (ーー;)言葉よりかはお金で褒めて 早くちょうだい…

題詠短歌 髪をゆだねて

071:バッハ 並ぶ背を押す秋風と入る茶店 バッハ流れて動かぬカップ 072:旬 煙立ち八重の潮風旬を食む 昔の恋の苦味を舌に 073:拗 僻むには恵まれすぎて拗ねるには 若さ不足の秋の月風 074:副 副菜で夕餉済ませたほろ酔いは 風に満たされ月十三夜 075:ひたむ…

題詠都々逸 あそこだけ

066:郷 (ーー;) 郷に入ったら従うものよ 早く慣れてよ この味に 067:きわめて (ーー;)駄目な奴だと みきわめてるが 駄目じゃないのよ あそこだけ 068:索 (ーー;)誰か出してよ捜索願い 彼と一緒に消えた恋 069:倫 (ーー;)倫理なんかは絶倫者には 一厘ほどにも価値はな…

題詠短歌 また君がいる

066:郷 旅ふたり萩の上風吹く郷の 石段登り神への祈り 067:きわめて 旅一夜風の流れをみきわめて 歩めばそこにまた君がいる 068:索 暗索のビール飲みほし空き缶を 手に持ったまま風と虫の音 069:倫 人妻のためらい歩く裾風に 倫理の壁は脆く崩れて 070:徹 窓…

題詠都々逸 貴方なら

061:虎 (ーー;)お茶は濃いめに虎屋の羊羹 少し厚めに貴方には 062:試合 (ーー;)わたしゃ男か辻斬りしたい 試合相手のおらぬ夜は 063:両 (ーー;)かけてごらんよ両天秤に 負けはしないわ目方では 064:漢 (ーー;)手つき目つきは痴漢のようね だけど許せる貴方なら 065:…

題詠短歌 土に帰れず

061:虎 虎の威を借りても弱し秋風は 爽やかなれど隠せぬ涙 062:試合 運動会はためく風も静まりて 試合結果を待つ童らは 063:両 片手なら繋げたものの風ゆらり 両手で抱けずネオンも揺れて 064:漢 風という漢字の中にいる虫の 音が変わりゆく秋の夕暮れ 065:…

題詠都々逸 日向ぼこ

056:釣 (ーー;)金で釣りたきゃお出しよもっと 金がなくても惚れたのに 057:おかえり (ーー;)いいわおかえり貴方の家へ 二度とここには入れさせぬ 058:核 (ーー;)強いはずよね女の性(さが)は 陰に核まで保有して 059:埃 (ーー;)叩きゃ埃が出てくるけれど 二人そろっ…

題詠短歌 紅葉渓谷

056:釣 釣り人は動かぬままにただ一人 風も色づく紅葉渓谷 057:おかえり おかえりの笑顔懐かし行くあてを 探しあぐねて悲風のベンチ 058:核 核心をつく人を避けシェルターの 無風の闇で傷を癒して 059:埃 一枚の枯葉と埃はき出せば 風に乗れないままに消え失…

題詠都々逸 この温み

051:曇 (ーー;)月は出たけど冷たい風が 曇る心は晴れはせぬ 052:路 (ーー;)もっとお飲みよ恋路の邪魔を 家路なんかにゃさせはせぬ 053:隊 (ーー;)いつも貴方は突撃隊ね すぐに攻め込み策(サック)はなし 054:本音 (ーー;)本音なんかはどうでもいいの 嘘じゃないもの…

題詠短歌 変わらぬ想い

051:曇 風吹けば青空増すか秋曇り 老いた二人の不倫の旅路 052:路 家路失せ旅路の日々に秋の風 帰る家には帰らぬままに 053:隊 少女らの手足眩しや鼓笛隊 風に恥じらう横しまな道 054:本音 風見鶏ボクの本音とはにかんで また嘘をつく風の吹くまま 055:様 様…

題詠都々逸 駄目な奴

046:比 (ーー;)人の亭主と比べはしない 比べなくても駄目な奴 047:覇 (ーー;)覇気がないわね私の前で 立って見せてよ元気よく 048:透 (ーー;)透けたドレスがお好き方の 透けて見えてる性欲が 049:スマホ (ーー;)いつも見ているスマホの中に 人に見られちゃまずいもの…

題詠短歌 スマホの恋は

046:比 比べてもせんないことと罪びとは 欲するままに闇夜の嵐 047:覇 何ひとつ制覇できずに荒れ果てた 庵にひとり嵐のあとに 048:透 朝凪のさらに透けゆく海まぶし 濁り重ねた眠れぬ二人 049:スマホ 暗闇のメールを終えて朝戸風 夢かうつつかスマホの恋は 0…

題詠都々逸 水いらず

041:症 (ーー;)水がいります熱中症は 熱い二人は水いらず 042:うたかた (ーー;)恋はうたかた今度の彼は あっという間にすぐ終わり 043:定 (ーー;)すぐに出さずに少しはおため 定期預金にしておくれ 044:消しゴム (ーー;)ゴムを付けてよ出来たらあとで 消しゴムなんか…

題詠短歌 貴女にメール

041:症 小夜嵐時計も窓もうるさくて 不眠症の貴女にメール 042:うたかた 土用東風ふたり歩めば心地よく うたかたなれど刻む思い出 043:定 お互いに否定ばかりの夫婦より 風に包まれ首肯く君と 044:消しゴム 熱風に消しゴム歪みあがけども 消したい過去は汚れ…

題詠都々逸 熱いキス

036:甲斐 (ーー;)甲斐性ないけど潤う肌は みんな貴方がくれたもの 037:難 (ーー;)ナンはカレーに付き物だけど 難が多いい今の彼(カレー) 038:市 (ーー;)活きがいいわね朝市立った 楽しかったわ闇市も 039:ケチャップ (ーー;)たっぷりケチャップ頬張る人の 赤いお口…

題詠短歌 夜の嵐に

036:甲斐 あれやこれ甲斐ないことと知りながら また文を書く夜の嵐に 037:難 暴風の激しさ増せば闇ひとり 避難できずに静けさを増す 038:市 だみ声の活気あふれる魚市場 隅の汚物に気づく悪風 039:ケチャップ 青嵐に揺れる川辺のバーベキュー ケチャップつけ…

題詠都々逸 好きだから

題詠都々逸 好きだから 031:知 (ーー;)男まさりと言われていたが 性(さが)は女と知った夜 032:遮 (ーー;)世間奥さま遮るものが いくらあっても好きだから 033:柱 (ーー;)恋も冷えびえ踏みつけられて すぐに消えゆく霜柱 034:姑 (ーー;)古い女の姑だけど 娘などより…

題詠都々逸 好きだから

031:知 (ーー;)男まさりと言われていたが 性(さが)は女と知った夜 032:遮 (ーー;)世間奥さま遮るものが いくらあっても好きだから 033:柱 (ーー;)恋も冷えびえ踏みつけられて すぐに消えゆく霜柱 034:姑 (ーー;)古い女の姑だけど 娘などより良い女 035:厚 (ーー;)ム…

題詠短歌 心も素肌

031:知 家風(いえかぜ)という言葉知り振り向けば 帰ってくるなと風力を増す 032:遮 辰巳風この先行きも遮断され ふたりの闇で荒れては涙 033:柱 風死して焼けど開かぬ貝柱 別れ話を切り出せぬまま 034:姑 姑息さをまた身につけて海風の 不倫の旅は夫婦のよ…

題詠都々逸 味がある

026:干 (ーー;)干物みたいに美味くはならぬ ほっておかれちゃ乾くだけ 027:椿 (ーー;)一目惚れだよ木偏の春さ 春を待てずに咲く椿 028:加 (ーー;)口に力を加えた技で 女冥加が加算され 029:股 (ーー;)妬きはしないわ二股三股 わたしゃ股より根が深い 030:茄子 (ーー;)…

題詠短歌 君の名を呼ぶ

026:干 青田風やがては苗は実るけど ふたりが歩む干ばつの恋 027:椿 色風にふと見上げれば夏椿 遠く儚いあの頃の恋 028:加 涼風の一夜の旅を添加する 熟した恋が腐らぬように 029:股 河原風いっそこのまま股旅に 貴女は帰る家があるけど 030:茄子 焼き茄子が…