2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

寒い街

(ーー;)ひとり待つ夜は不安が募り こぼしてばかりの手酌酒 (ーー;)抱かせてください湯湯婆代わり 散歩するには寒い街 (ーー;)早く会いたいあなたのために 活けてあるのよ姥桜 (ーー;)枯れちゃいないわ貴方の指が そっと触れればまた開く (ーー;)二人並んで白河夜船 目…

また髑髏(されこうべ)

逢えぬまま凍え紡ぎし長き夢 縺れぬように待ち侘びた春 今日よりも更に明日は日脚伸ぶ この手も少し君へと伸ばす 花冷えや人肌恋し今はただ 愛より君をまずは抱きたい 冬の間の夢はふくらみ春に咲く 心許して緩まる身体 膝に乗る猫も愛しや春の雨 病んだ心の…

3.11大震災、再録

3.11大震災、あれから三年、当時、僕は介護福祉士の資格を取るため特別養護老人ホームで実習中だった。寝たきりや車椅子の方が多く、大きな震災が起きたら全員無事に避難することは不可能に近い。 震災後、利用者から「東京に大震災が来たら私たちはどうせ助…

桜と女の下着論

(ーー;)下着はがしてのぞいてごらん 人にゃ見せない素の私 桜の季節がやってきた。入学式を9月しようという動きがあるが、日本の新年度は4月、桜の季節がいい。 「桜という字を分解すれば二階の女が気にかかる」 という都々逸がある。桜の旧字体は櫻。櫻の字…

夢をもいちど

(ーー;)老いたこの身をやさしく抱いて 夢をもいちど見たいから 梅の香が冬の終りを告げると、開花にはまだ早い桜の枝先から春のオーラが出始める。この季節、僕は「梅は咲いたか」を唄う。唄うと言っても自己流だ。 梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳ャなよなよ…

官能作家的老後を目指して

(ー ー;)憎みたくなる貴方の浮気 だけど許すわ好きだから (ー ー;)憎むよりかは哀しむほうが 好きな自分になれるから 「憎しみとは人間の愛の変じた一つの形式である。愛の反対は憎しみではない。愛の反対は愛しないことだ」と有島武郎は言う。 しかし愛が憎しみ…