2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

題詠都々逸 水いらず

041:症 (ーー;)水がいります熱中症は 熱い二人は水いらず 042:うたかた (ーー;)恋はうたかた今度の彼は あっという間にすぐ終わり 043:定 (ーー;)すぐに出さずに少しはおため 定期預金にしておくれ 044:消しゴム (ーー;)ゴムを付けてよ出来たらあとで 消しゴムなんか…

題詠短歌 貴女にメール

041:症 小夜嵐時計も窓もうるさくて 不眠症の貴女にメール 042:うたかた 土用東風ふたり歩めば心地よく うたかたなれど刻む思い出 043:定 お互いに否定ばかりの夫婦より 風に包まれ首肯く君と 044:消しゴム 熱風に消しゴム歪みあがけども 消したい過去は汚れ…

題詠都々逸 熱いキス

036:甲斐 (ーー;)甲斐性ないけど潤う肌は みんな貴方がくれたもの 037:難 (ーー;)ナンはカレーに付き物だけど 難が多いい今の彼(カレー) 038:市 (ーー;)活きがいいわね朝市立った 楽しかったわ闇市も 039:ケチャップ (ーー;)たっぷりケチャップ頬張る人の 赤いお口…

題詠短歌 夜の嵐に

036:甲斐 あれやこれ甲斐ないことと知りながら また文を書く夜の嵐に 037:難 暴風の激しさ増せば闇ひとり 避難できずに静けさを増す 038:市 だみ声の活気あふれる魚市場 隅の汚物に気づく悪風 039:ケチャップ 青嵐に揺れる川辺のバーベキュー ケチャップつけ…

題詠都々逸 好きだから

題詠都々逸 好きだから 031:知 (ーー;)男まさりと言われていたが 性(さが)は女と知った夜 032:遮 (ーー;)世間奥さま遮るものが いくらあっても好きだから 033:柱 (ーー;)恋も冷えびえ踏みつけられて すぐに消えゆく霜柱 034:姑 (ーー;)古い女の姑だけど 娘などより…

題詠都々逸 好きだから

031:知 (ーー;)男まさりと言われていたが 性(さが)は女と知った夜 032:遮 (ーー;)世間奥さま遮るものが いくらあっても好きだから 033:柱 (ーー;)恋も冷えびえ踏みつけられて すぐに消えゆく霜柱 034:姑 (ーー;)古い女の姑だけど 娘などより良い女 035:厚 (ーー;)ム…

題詠短歌 心も素肌

031:知 家風(いえかぜ)という言葉知り振り向けば 帰ってくるなと風力を増す 032:遮 辰巳風この先行きも遮断され ふたりの闇で荒れては涙 033:柱 風死して焼けど開かぬ貝柱 別れ話を切り出せぬまま 034:姑 姑息さをまた身につけて海風の 不倫の旅は夫婦のよ…

題詠都々逸 味がある

026:干 (ーー;)干物みたいに美味くはならぬ ほっておかれちゃ乾くだけ 027:椿 (ーー;)一目惚れだよ木偏の春さ 春を待てずに咲く椿 028:加 (ーー;)口に力を加えた技で 女冥加が加算され 029:股 (ーー;)妬きはしないわ二股三股 わたしゃ股より根が深い 030:茄子 (ーー;)…

題詠短歌 君の名を呼ぶ

026:干 青田風やがては苗は実るけど ふたりが歩む干ばつの恋 027:椿 色風にふと見上げれば夏椿 遠く儚いあの頃の恋 028:加 涼風の一夜の旅を添加する 熟した恋が腐らぬように 029:股 河原風いっそこのまま股旅に 貴女は帰る家があるけど 030:茄子 焼き茄子が…

題詠都々逸 闇の中

021:祭り (ーー;)あなた帰れば祭りの後の ようで哀しい闇の中 022:往 (ーー;)月に一度の往診だけじゃ 恋の病は治りゃせぬ 023:感 (ーー;)感という字ははんぶん心 体だけではイキませぬ 024:渦 (ーー;)いつの間にやら渦潮みたく 男巻き込むこの体 025:いささか (ーー;)…

題詠短歌 惹かれる心

021:祭り 凱風の幸の気配に振り向けど 後の祭りか妻子は捨てた 022:往 涅槃西ふくらむ想い伝えてよ 往生際が悪い恋でも 023:感 夕東風の宴早々切り上げて 貴女の肌を感じあいたい 024:渦 ながながの離婚渦中に春疾風 貴女と風と共に去りたい 025:いささか い…

題詠都々逸 金の駒

016:捨 (ーー;)捨てちゃイヤよとすがったふりで いくらもらおか手切金 017:かつて (ーー;)かつて貴方はいい人でした かつて貴方が好きでした 018:苛 (ーー;)なんでこんなに苛々ばかり いつもイヤイヤするせいか 019:駒 (ーー;) 歩しかないのね貴方の駒は たまにゃお…

題詠短歌 風に捨てたい

016:捨 心にも春一番よ早く来い 消えぬ憎しみ風に捨てたい 017:かつて 穀風にかつての夢を思い出す 仲良く暮らす男と女 018:苛 諍いをまた積み重ね家を出る 苛立ち鎮め吸う花信風 019:駒 どことなく父に似てきた若駒が 走り去る風ふりむきもせず 020:潜 雪解…

題詠都々逸 開く膝

011:億 (ーー;)金で釣るなら一億出せば 出してあげるさ嫌だけど 012:デマ (ーー;)あれやこれやと話せばデマに 食べればデブになるように 013:創 (ーー;)創りばなしはバカではできぬ 下手な嘘など聞き飽きた 014:膝 (ーー;)じっと見つめて膝つきあわせ 話やんだら開く…

題詠短歌 風と生きたい

011:億 億万の富より君と密やかに 梅の香りの風と生きたい 012:デマ 薫風に立つ君に告げ目をそらす 家族の愚痴は哀しみのデマ 013:創 君の名をこの光風につけて呼ぶ 詩人みたいに恋の創作 014:膝 花吹雪ひとひら膝に留まりて 微笑む酌に老いらくの恋 015:挨…

題詠都々逸 好きだから

006:統 (ーー;)いつも僕(しもべ)の風体だけど 夜の貴方は大統領 007:アウト (ーー;)人目忍んでお部屋で裸 たまにゃ行きたいアウトドア 008:噂 (ーー;)悪い噂はどうでもいいの 悪い人でも好きだから 009:伊 (ーー;)かっこばかりじゃ惚れたりせぬわ 立てて見せてよ男…

題詠短歌 貴女のもとへ

006:統 家族さえ統率できず家を出る 春風に乗り貴女のもとへ 007:アウト 東風吹けば抱きしめたくて逢いたくて キスで伝えるアウトウレシイ 008:噂 春風に噂話の花が咲く あちらこちらで不倫不倫と 009:伊 我が家では嫌われ者も君となら 伊達男だね清風の旅 0…

題詠都々逸 生えるまで

001:入 (ーー;)入れてちょうだいケチらずもっと それで終りじゃ酔えもせぬ 002:普 (ーー;)あんなことまで今では普通 あれやこれやと変わる仲 003:共 (ーー;)見つけちゃったわ下着の中も 共に白髪が生えるまで 004:のどか (ーー;)二人のどかに暮らしていても 服を脱い…

題詠短歌 逃避の風を

001:入 ルー入れる前に炒める匂い経て 春呼ぶ風がカレーに変わる 002:普 今までは全て普通の親と子の 春の臭いを嵐が変えた 003:共 この道を共に歩むかそれぞれが 春いちばんに心託すか 004:のどか のどかなる季節になれど喉絡む 言葉出せずに目に入る埃 005…