2020-01-01から1年間の記事一覧

2020題詠都々逸 したい夜

2020-011:域 (ーー;)触れちゃならない聖域なのに 触り見たがる人ばかり 2020-012:雅 (ーー;)お金ないけど裸になれば 二人優雅に雲の上 2020-013:意地悪 (ーー;)泣いて困らせじらせてみよか 少し意地悪したい夜 2020-014:客 (ーー;)ちょっと前までお客のように いつも…

2020題詠短歌 今夜もひとり

2020-011:域 風走る沈む心を置き去りに 手負いの酒は域を溢れた 2020-012:雅 優雅さもなく二枚目になれもせず 引きずる恋の垢にまみれて 2020-013:意地悪 意地悪な風にあおられ白塗りの 言葉失い今夜もひとり 2020-014:客 無観客スポットライトは月あかり 老…

2020題詠都々逸 予感して

2020-006:鋭 (ーー;)感が鋭い二人の恋は 共に別れの予感して 2020-007:クイズ (ーー;)どこに惚れたかなぞなぞクイズ 答えなんかは出ないけど 2020-008:頑 (ーー;)あんたなんかは中には入れぬ 硬くなっても頑なに 2020-009:汁 (ーー;)割れず欠けない汁椀みたく そっと…

2020題詠短歌 恋の難問

2020-006:鋭 鋭さも老いてずるさに変わりゆく 恋の鞘当抜けぬ竹光 2020-007:クイズ クイズなら答えはあれど老いらくの 筋が通らぬ恋の難問 2020-008:頑 頑なに心閉ざして捨て台詞 足掻く己にあばよと告げる 2020-009:汁 すまし汁息整えて啜る夜 沈む心をかき…

2020題詠都々逸 泣く私

2020-001:君 (ーー;)白い肌着を脱がして君の 黄みを味う茹で玉子 2020-002:易 (ーー;)恋をするのは た易いけれど いつも芽が出ぬ種ばかり 2020-003:割 (ーー;)西瓜割ったわガラスも割った だけど嫌なの割り勘は 2020-004:距離 (ーー;)姿見せずに離れた距離で 秋の虫…

2020題詠短歌 それで幸せ?

2020-001:君 暁に愛想づかして去る背に 君の名を呼ぶ君(くん)づけにして 2020-002:易 無為徒食ひとり暮らしも板につき 小言なき夜は辟易もせず 2020-003:割 割る酒も残りわずかか夜明け雨 抱擁終える大詰めのキス 2020-004:距離 コロナゆえ修羅場にならぬ…