2017-11-15 題詠短歌 髪をゆだねて 題詠短歌2017年 #短歌 071:バッハ 並ぶ背を押す秋風と入る茶店 バッハ流れて動かぬカップ 072:旬 煙立ち八重の潮風旬を食む 昔の恋の苦味を舌に 073:拗 僻むには恵まれすぎて拗ねるには 若さ不足の秋の月風 074:副 副菜で夕餉済ませたほろ酔いは 風に満たされ月十三夜 075:ひたむき ひたむきに好きだと言える今ふたり 初秋風に髪をゆだねて