2011-11-22から1日間の記事一覧

題詠都々逸 2011年

029:公式 公式サイトで真面目なパパが裏のサイトでエロブログ 030:遅 デートするたび遅刻の彼は会えばとっとと先に行く 031:電 つながりたいのに留守電ばかり いつもひとりで声を出す ※留守電=彼が留守の時の電マ 032:町 村でムラムラしていた恋が まちがい…

題詠短歌 2011年

029:公式 この恋に解の公式あるならば白根葵の山で暮らせる 030:遅 桜草群れて咲く道遅々として先延ばしする別れの小道 031:電 新しい家電も君も余所余所し小手毬枯れた住み慣れた部屋 032:町 あの町はこの人よりも寂しくて花水木さえ痩せて咲く道

題詠都々逸 2010年

037:奥 もっと奥まで知りたいけれど たどり着けずに謎のまま 038:空耳 わかっているのに空耳なのはそれでもちょっぴり振り返る 039:怠 ちょいと一杯休もじゃないか怠けて気づくこともある 040:レンズ 眼鏡レンズが涙で曇る見たくないほど哀しくて

題詠短歌 2010年

037:奥 七月の月を逃れて旅二人醜さ見えぬ闇の奥まで 038:空耳 空耳か空蝉セミか月涼し狂った女と暮らす八月 039:怠 倦怠期から始まったラブコメディー九月の月を見上げて怠惰 040:レンズ レンズ越し十月の月凛として痘痕か笑窪恋の駆け引き

題詠都々逸 2009年

093:鼻 上手く丸めて飛ばしてみたい鼻くそみたいな嫌な客 094:彼方 遥か彼方の遠いい昔たしかに貴方が好きだった 095:卓 卓の上には食いたいものが残っているけどちょいとキス 096:マイナス 手取り収入マイナスばかりなのに増えてく身の重さ

題詠短歌 2009年

093:鼻 好きだった 鼻持ちならぬ君だけど気持ちは少し哀しみのまま 094:彼方 これからも遠い彼方に消えはせぬ消えはせぬけど交わらぬ仲 095:卓 卓越の才なきままに詠みあげる抑え切れない才なき故に 096:マイナス 別れずにこのまま過ごす寒い朝マイナスかし…