2014-11-30 女神の豪雨 題詠短歌2014年 #短歌 096:翻 手のひらを翻してはほくそ笑む 自由の奪う女神の豪雨 097:陽 一粒の雨が陽気を奪い取り 言葉ひとつで笑顔が消えた 098:吉 公園の雨を逃れて吉祥寺 かわりゆく街かわらぬ自分 099:観 老いてなお諦観できぬ雨の街 濡れた衣服と汚れた髪で 100:最後 とき流れ二人の想い変わりゆく 最後の雨は霙か雪に