2014-11-30 濡れたコートで 題詠短歌2014年 #短歌 091:覧 観覧車降りれば雨が降り出して 二人見上げる数分前を 092:勝手 身勝手に生きてきました儘ならぬ 雨に打たれて濡れたコートで 093:印 掻き込んだ印度カレーの後味を 洗い流そう冷たい雨で 094:雇 不確かな雇用のままに年を越す 骨折れた傘雑踏の雨 095:運命 今度会う日が雨ならば別れよう それが僕らの運命だから