色は褪せても

071:褪
色は褪せても寝床でたまにゃ
汗のあなたを思い出す

072:コップ
冷やをコップで一気にあおり
酔えば酔うほど寂しさが

073:弁
妻じゃないけど愛妻弁当
つくり笑顔で送り出す

074:あとがき
楽しかったと泣かずに書くわ
終った恋のあとがきに

075:微
意味もないのに微笑む時が
増えて白髪もまた増えて