不潔な男

(ーー;)肌の汚れは洗えば落ちる
お湯じゃ流せぬ浮気虫

今朝もシャワーを浴び、きれいな身体で昼間のビールを楽しんでいる。冬場でも汗は流れ出し、その上、おジン臭が加わってきたから、なお一層、清潔を心がけている。
にもかかわらず、あるタイプの女どもからは「あなたって不潔!」と罵倒される。
僕は不倫推進派だし、幾つになっても男と女は裸の付き合いが大切だと主張しているからだ。
既婚者の僕が妻以外の女としたいというと、やれ不潔だ、不純だ、愛じゃないと罵倒される。
でも僕には僕なりの愛があり、愛仕方がある。

相手に何も求めない、無償の愛を仮に「純な愛」とすれば、何かを求める愛は「不純な愛」になってしまう。
求める心は「~たい」という言葉で表される。愛されたい、デートしたい、独占したい、いつまでも一緒にいたい、奥さんや彼女から彼を奪いたい、結婚したい、別れたい、抱きたい、抱かれたい……
なんだ「愛されたい」も「抱きたい」も同じ「~たい」の不純な愛じゃないか!

「不純な愛」を創りあげていく「~たい」という欲求をひとつひとつ消していけば、愛されたいとか別れたいとか、独占したいという気持ちもなくなり、嫉妬心も消え、重さも苦しみもない「純な愛」が残るのかもしれない。

僕は抱きたいという欲求以外の不純な動機はなく、独占したいとも思わないし、嫉妬心もなくなってきた。だから僕のほうが「純な愛」に近いんじゃないかな。そんな気がする。
老いても、僕は抱きたいという純な恋心を失わずにいたい。