2014-09-21 錆色の雨 題詠短歌2014年 #短歌 011:錆 今朝もまた錆色の雨降りやまず 消した過去まで増水させて 012:延 延々と闇に絡まれ悶々と 氷雨に濡れたままの歳月 013:実 適熟の実を背景に抱く君と 時雨暮れ行くこのひと時を 014:壇 いつの間に根こそぎ変わるこの花壇 雨に濡れても不自然のまま 015:艶 艶やかな肌も衣服も濡れたまま 涼雨の中に消えたあの人