濁り酒

096:季節
季節変れば忘れるかしら
忘れられないこの季節

097:証
惚れた証に裸になって
肌が合わないことを知り

098:濁
白い液体目を閉じグッと
無理に飲み込む濁り酒

099:文
破り捨てましょ恋文なんて
どうせ返事を書けぬ人

100:止
逃げて行きたきゃお好きにどうぞ
どうせそっちは行き止まり