最終電車

051:般
一般の席に座れず押し出され
見えぬ舞台の光と影と

052:ダブル
シングルをダブルに変えてバーボンの
覚めゆく夢の濃度を少し

053:受
今日もまた受付時間終了
天国行きの最終電車

054:商
飽きないで恋の買い手がつくまでは
商いならば帰れぬ日暮れ

055:駄目
駄菓子屋の魅力は何か思案する
派手なタルトも駄目ではないが