2013-10-13 糠漬けの味 題詠短歌 2013年1 #短歌 036:少 少しだけ嫌いになったあの日から 少しは好きに変わる歳月 037:恨 おそらくは恨みを飲んでいた母の 塩がきつめの糠漬けの味 038:イエス 遮断され呼べど戻らぬイエスタディ 今日から一人またとぼとぼと 039:銃 銃弾に当ったみたく心死す 笑いの中のその一言で 040:誇 愛さえも憎しみさえも所作でさえ 誇張したとてちっぽけなまま