2016-02-06 風立つ朝に 題詠短歌2015年 #短歌 046:貨 野辺の風母の遺骨に生命なく 貨物列車で運ぶみたいに 047:四国 四国さえ遠いからと行かぬ母 黄泉へ旅立つ風立つ朝に 048:負 風洗う焼野原立ち負けたのは 自分じゃないと母は生き抜く 049:尼 春風の尼僧のように微笑みて 息子を許す母の死顔 050:答 墓参りあの世はどうか母に問う 答え聴こえずヒュと北風