2014-11-29 見つめあうまま 題詠短歌2014年 #短歌 081:網 雨上がり網戸に残る水滴の ように貴女にしがみつきたい 082:チェック 突然の豪雨に濡れてチェックイン 服を脱げずに見つめあうまま 083:射 射る雨に刻々と増す歯の痛み 君といるのにキスもできずに 084:皇 傘ひとつ二人の肩は雨に濡れ 無言のままに皇居の秋を 085:遥 溢れ出る涙がぽつり呟いた 遥かなむかし僕は雨だった