2013-11-16 静かに散って 題詠短歌2013年2 #短歌 076:納 納骨はわずかな骨と思い出と 散るひとひらの山茶花と雨 077:うっすら 山茶花が冷えた二人にうっすらと 赤を与えて隙間を埋めて 078:師 はや師走けばけばしさに背を向けて 山茶花のもと溜息ひとつ 079:悪 椿ほど悪と似合わぬ山茶花は ほどほどに生き静かに散って 080:修 老いてなお修養を積み山茶花の ように咲きたい寒気の中で