堕落した屁も

056:善
欲望も野望も消えて善人に
なったはずだが声は悪人

057:衰
衰退ははたから見れば醜態に
映るものらし堕落した屁も

058:秀
いよいよか寿命近づく蛍光灯
秀という字が無縁な部屋で

059:永遠
永遠の恋などないとだらだらと
争いながら終わる一日

060:何
何?何故?と疑問符ばかり浮き出して
揺れる小部屋で視線をそらす