冷えたグラスが 雑詠 都々逸

枯れ葉(彼は)舞い散る師走の街に愛しい彼の影もなく

冷えたグラスがしっとり濡れて熱い唇 そっと寄せ

見れば見るほど奇妙な貝よ閉じりゃ広げて見たくなる

どんな料理もお前のキスの味に比べりゃ勝てはせぬ

愛と恋とを比べて見れば心の位置に違いあり

愛の心もいつしか下が気になる恋の下心