不倫の賛歌

家であなたを
待ってる方に
詫びる気持ちと 
憎しみが 

負けはしないわ
私の愛は 
だからお願い 
ここにいて 

燃えるその手で 
あたしを抱いて 
ずっと二人で
生きたいの 

頬と頬よせ 
くちづけ燃えて
交わすよろこび 
二人なら 

燃えるよろこび
初めて知った 
消せはしないわ
この炎 

二人一緒に
暮せるならば 
なにもいらない 
愛あれば 

家に帰ると 
言うのはやめて
靴も指輪も 
いらないわ 

なにもいらない 
あなたと二人 
生きていくのよ 
今日からは 

料理洗濯 
できないけれど 
自信あるから
愛だけは 

あれもこれもと 
望まぬけれど 
早く別れて
奥様と 

何度果てても 
炎は消えず
時を忘れて 
くちづけを

燃えるくちづけ 
二人の愛に 
水をさす人
流したい 

燃えてしまって
灼熱地獄
やいてばかりの
恋なのよ