色恋の色

    焼肉屋、家庭、バ-ベキュ-、肉を焼いて食うのは同じでも全くの別世界だ。 
    プロ、女房、そしてアオカン、やはり相手やいたす場所が違うとセックスは別物になる。

    冷やしたトマトを輪切りにして、白い砂糖をたっぷり振りとかける。赤と白が美しい。やがて砂糖が溶け、美味しいシロップになる。塩でまるかじりするトマトとは別物になり、豪華に見えた。僕は好きだった。でもね昔のトマトは酸味が効いていたんだ。だから砂糖と合う。今のトマトは甘過ぎる。 
    昔の女が懐かしい。

    色恋、色事、色っぽいなどと言うけど、ではこの色はどんな色なんだろうか?
    綺麗な鮮やかな色ではなく、生臭い鯖みたいな色じゃないかなと僕は思っている。