2018-01-01から1年間の記事一覧

題詠都々逸 猪口の酒

021:貫 (ーー;)まるで写真は百貫でぶね 少し太っただけなのに 022:桐 (ーー;)桐の箪笥も別れたあとは 行き場無くして邪魔なもの 023:現 (ーー;)夢か現か幸せなんて すぐに冷めちゃう猪口の酒 024:湖 (ーー;)湖畔彷徨う別れてひとり 死ねばなれるか白鳥に 025:こちら …

題詠短歌 聴くエンドレス

021:貫 一貫して僕の好みはあれ以来 雨降る橋にたたずむ女 022:桐 育ち終え桐の葉ガサっと橋を落つ 雨に濡れても元に戻れず 023:現 現実はひとりさ「明日に架ける橋』 春の嵐に聴くエンドレス 024:湖 河口湖大橋渡る春の雨 富士も貴女も少し変った 025:こち…

題詠都々逸 仲違い

016:掘 (ーー;)墓穴掘るから言い訳およし 許すつもりで会ったのに 017:ジュニア (ーー;)早く大きくおなりよジュニア もっとお役に立つように 018:違 (ーー;)惚れていたのに些細なことが 積もり積もって仲違い 019:究 (ーー;)もっと研究しなくちゃ駄目よ 女ごころを知…

題詠短歌 貴女は消えた

016:掘 二重橋昭和の闇を堀り下げる 人は世を去り梅雨まだあけず 017:ジュニア 日本橋傘華やかにショッピング 団塊ジュニア今はもう母 018:違 違和感を募らせ雨の橋に立つ 今日という日がまた揺れている 019:究 何ひとつ究明できず土砂降りの 橋を渡ると貴女…

題詠都々逸 恋の道

011:黄 (ーー;)赤じゃないけど青にはならぬ いつも黄色の恋の道 012:いろは (ーー;)恋のいろはを教えてほしい 何度書いても無視ばかり 013:枝 (ーー;)枝葉末節あれこれ嫌い だけど根元に惚れたから 014:淵 (ーー;)淵に落とされもがいてみても もがき疲れてどぶ住まい…

題詠短歌 船は静かに

011:黄 菜種梅雨上がり黄花の色あせて 橋を渡れば次の季節へ 012:いろは 神橋の神々しさを増す雨も いろは坂から恐怖の雨に 013:枝 涙雨すこし風情を増す橋と 枝垂れ桜と君の黒髪 014:淵 淵に寄る老いを残して子ら走る ゲリラ豪雨の夢の大橋 015:哀 桟橋に哀…

題詠都々逸 今夜こそ

006:喜 (ーー;)酔わせ過ぎよね喜ぶ顔を 見たいばかりに酌重ね 007:劣 (ーー;)あれやこれやと見劣りしても 今じゃいい人ほれたから 008:タイム (ーー;)ランチタイムにビールを飲んで ディナータイムは赤ワイン 009:営 (ーー;)マクラ営業成功させて 結婚したいの今…

題詠短歌 身投げの二人

006:喜 架け橋の開通式の喜びは 歳月に消え小雨に濡れて 007:劣 催花雨に赤味を増した太鼓橋 劣化が進み見世物だけの 008:タイム 欄干で宴を惜しむ花の雨 タイムオーバー恋も散りゆく 009:営 淡々と営み暮らす日々の橋 また春がきて今日は小雨か 010:場…

手料理を

001:起 (ーー;)主も伜も起きてはくれぬ ひとり涙で長い夜 002:覚 (ーー;)惚れた訳など覚えちゃおらぬ 別れたくなる訳ばかり 003:作 (ーー;)作り過ぎたわ今夜のおかず 来ない日だとは知りながら 004:いいね (ーー;)いいねいいねと無邪気な顔で 食べる貴方に手料理…

吊り橋の恋

001:起 起こされて夢に未練の雨の朝 丸太の橋を渡れぬままに 002:覚 またひとつ記憶薄れて幻覚の 小糠雨降るSLの橋 003:作 花の雨別れを急ぐ歩道橋 作り笑いは涙に濡れて 004:いいね かわいいね震える君に雪解雨 僕も怖いよ吊橋の恋 005:恩 苔むした…

地名折込都々逸 新潟

(ーー;)煮え湯飲まされ イライラしても 我慢しながら 耐える日々 (ーー;)二回してよね いくまでしてよ ガッツ出してよ 頼むから (ーー;)憎いあんたも 今では仏 癌にゃ勝てずに 手向け花 (ーー;)憎めないのよ 今でも好きよ ガラは悪いが 楽しくて (ーー;)西か東か 行く…

地名折込都々逸 福島

(ーー;)不意を突かれて 悔いだけ残る 潮が満ちれば また涙 (ーー;)ふさぐ想いに 苦しめられて 詩など書けずに マフラー編む (ーー;)冬のひとりは くよくよせずに 死んじゃだめよと 枕抱く (ーー;)不平不満を 口にはせずに 支度するわね 前向きに (ーー;)深い哀しみ 苦…

地名折込都々逸 山形

(ーー;)妬けば妬くほど 待つのが辛い ガムを噛み噛み ため息が (ーー;)やたらめったら 魔の手が伸びる ガトーショコラが 食べたくて (ーー;)やると決めたら 迷わずいくわ ガウン脱ぎ捨て 立ち向かう (ーー;)山に登って まなこを閉じて 柄じゃないけど 滝修行 (ーー;)痩…

地名折込都々逸 盛岡

(ーー;)もめて傷つき 離婚のすえに 老いて手にした 彼と恋 (ーー;)もそっとお寄りよ 離島の旅で お手手つないで 傘ひとつ (ーー;)もんでおくれよ 力まずそっと おっとそこそこ 感じます (ーー;)もっと愛して 理性を捨てて 老いた体を 隠さずに (ーー;)燃えてしまった …

地名折込都々逸 静岡

(ーー;)知っていながら ずるいわ貴方 お面みたいな 顔をして (ーー;)仕度できたわ 頭痛がしても 起きておくれよ 粥の朝 (ーー;)静かすぎるわ ズタズタなのに 怒る気力も 欠けたよに (ーー;)しかたないわね ずれゆくばかり 追ってみたとて 哀しくて (ーー;)資産ないのに…